特捜「糞づまり」に佐渡SEC悶々

現場経験の少ない副部長が「否認案件」を面倒臭がり、「鬼の居ぬ間」に証券犯罪は野放しだ。

2009年5月号 DEEP

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「否認案件を持ち込むなよ!」東京地検特捜部の財政経済班といえば、3班に分かれた捜査班(特殊直告1班、2班は主に贈収賄事件などを担当)のなかで脱税や金融事犯を担当する部門である。だが、小山紀昭副部長が率いるようになってから“糞づまり”状態だという。ストレスを溜めているのは、財経班に告発案件を持ち込む証券取引等監視委員会(日本版SEC)だ。特別調査課の調査官は、財経班の検事に冒頭のように一喝されて、立件が困難になっている。証取委の佐渡賢一委員長は、リクルート事件、東京佐川急便事件、ハンナン事件などを手がけた捜査のプロで、福岡高検検事長を経て07年7月、委員長に就任した検察OBである。いわば“姉妹”組織にもかかわらず、佐渡証取委と東京地検特捜部(佐久間達哉部長)の間が最近、ギクシャクしている。

ジェイ・ブリッジは渋々立件

犯則調査権という武器を持つ証取委は、査察権限を持つ国税局と並ん ………

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