熾烈化するサハリンの天然ガス権益争奪戦

2009年5月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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ロシア政府と15年越しの交渉を経て、4月6日にサハリンⅡプロジェクトで生産されたLNG(液化天然ガス)6.7万トンが、東京ガスと東京電力の共同基地である袖ヶ浦受入基地に初輸入された。我が国にとって最大のLNG輸入先であるインドネシアが2011年以降、年間1千万トンのLNG輸出削減を通告する中で、サハリンから12年以降、960万トンものLNGが輸入されることは朗報だ。今後の懸案はサハリンⅡに続く、サハリンⅠ、サハリンⅢにおける天然ガス開発の進捗。石炭の半分しか炭酸ガスを排出しないLNGの需要は着実に伸びる。サハリンでは計6カ所の天然ガス開発が期待されているが、サハリンⅠではオペレーターであるエクソンモービルがパイプラインによる中国への輸出に固執したため、ロシアの天然ガス独占企業ガスプロムから開発停止の恫喝を受けている。さらにロシアは、埋蔵量が豊富なサハリンⅢ~サハリンⅥのプロジ ………

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