日本航空――政投銀「追い貸し」の劇薬

業績急降下でまたも政府支援を仰ぐ。だが、今度は生首が飛び、地方路線もばっさり。誰が悪役を務めるか。

2009年5月号 BUSINESS [企業スキャン]

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いったい何度目の正直になるのだろう。その経営には何度となく「瀬戸際」とか「最後」とか修飾句がつけられ、度重なる政府支援にもかかわらず、再び乱気流に遭遇した「病める翼」日本航空。その経営危機打開のために一時は民事再生法申請まで検討されたが、これほど巨大な航空会社の倒産は日本では前例がなく、とうとう日本政策投資銀行を中心にみずほコーポレート銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行の3メガバンクも加わり、2千億円程度の追加融資が行われることになった。旧運輸省(現国土交通省)の幹部OBは「誰もが死刑執行のボタンを押すのを嫌がったということだ」と、それが絞首刑台上の“特赦”であることを認めている。民事再生法を申請するなら、時期は6月の株主総会前と目されていたから、4月にかけての決着はいわばギリギリのタイミングだったのである。しかし、この2千億円は日航にとって干 ………

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