「政府紙幣」で日銀を脅す財務省の本音と二枚腰

2009年5月号 連載 [政々堂々 第5回]

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日銀が3月18日の金融政策決定会合で長期国債の買い入れ増額を決めた。それまでの年16.8兆円から21.6兆円へ4.8兆円の増額である。月額にすると、月4千億円になる。日銀は昨年12月に月2千億円の増額を決めていたが、一挙に増額幅まで倍増した格好だ。日銀は利下げはもちろん、国債買い入れ増額にも一貫して消極的ないし及び腰だったが、今回の措置をどうみるか。金融筋が語る。「日銀としては相当、思い切ったつもりでしょう。背景には、麻生太郎政権の一部で政府紙幣発行の検討が進んでいた事情がある。ここで日銀が腹を固めて、国債買い入れの大幅増額に踏み切らないと、政権が本気で政府紙幣発行に傾きかねない、という危機感があったのです」当の日銀は国債買い入れ増額について「政府からの圧力があった」などとは口が裂けても言わないし、政府もそれを認めないが、この間の動きをみれば、舞台裏で何 ………

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