脅威は「テポドン」ではない、「ノドン」だ

2009年5月号 連載 [「軍略」探照灯 第37回]

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北朝鮮は4月5日「テポドン2」を発射したが、おそらく3段ロケットの第2段と第3段の切り離しがうまくいかず、舞水端里(ムスダンリ)の試射場から約3千㌔を飛行した後、西部太平洋に落下した模様だ。「テポドン」は最初の撮影地点に近い大浦洞(村)にちなむ米国の命名で北朝鮮は「銀河2号」ロケットにより「光明星2号」衛星を打ち上げると公表し、航路警報も出していた。人工衛星が上がらないと「失敗」の烙印を押され、国威発揚どころか対外的に面目を失墜するから、本当に衛星を上げる計画だったろう。また韓国は今年7月にも同国南西部、全羅南道(チヨルラナムド)の羅老(ナロ)に建設した宇宙センターから自前(第1段はロシア製、第2段などは国産)の衛星を南に向け打ち上げる計画で、それが成功すれば北朝鮮はロケットでも韓国に追い抜かれる。

実戦に向かない「テポドン2」

日本では1998年8月の「テポドン1号」発射について ………

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