世界景気「早期回復」の死角

オバマが音頭、ブラウンが手拍子、麻生が踊って日本は15兆円補正。だが、金融の火種はまだ消えていない。

2009年5月号 COVER STORY [オバマノミクスの裏側]

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こりゃたまげた。4月12日付週末版の英紙「フィナンシャル・タイムズ」の1面トップを見て、そう感じた人も多いだろう。麻生太郎首相が人さし指を上にかざした記者会見の写真がドでかく載っている。同紙の1面トップを我が国の宰相がこれほど晴れがましく飾るのは、2005年11月に小泉純一郎首相が、来日したジョージ・ブッシュ米大統領を金閣寺に出迎えたツーショット写真以来だろう。日本上空を通過した北朝鮮のミサイルに対する抗議の意思表示? さにあらず。11日に発表した政府の総合経済対策の内容を説明する会見写真である。「日本の資金注入――首相が15兆4千億円の財政刺激を打ち上げ」。こんな見出しからは、日本が放った景気対策ロケットへの期待の大きさがひしひしと伝わってくる。そういえば、同紙は2日に開催された20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)を前に、麻生首相にインタビューし ………

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