「治安出動訓練」は畳の上の水練か

2009年4月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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「某国の武装工作員が某所に上陸。強力な武器を持っており、市民や警察官に死傷者が発生。次々と検問を突破し、繁華街のとあるビルに立て籠もった。爆発物や化学兵器を保持している可能性もある。政府は警察力だけでは治安回復は望めないと判断し、遂に自衛隊に治安出動を発令。自衛隊は警察と共に武装工作員の鎮圧を行うことになった……」これは映画や小説の筋書きではない。自衛隊と警察が隊列を組み、かかる生々しい内容の治安出動訓練を日本中で行っているのだ。05年に1回目の訓練が行われ、今年の3月までに20回も実施されている。防衛省と警察庁では、47都道府県すべてで実施することを目標としており、ひと月に2カ所で行われた年もある。かなりの頻度で、全国各地で訓練が行われているのだ。訓練は日本のどこで行われようとも、判で押したような筋書きで進んでいく。テロリスト役の隊員を自衛隊施 ………

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