2009年4月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
主要7カ国首脳のうち、なぜ、麻生太郎首相が最初にホワイトハウスに招かれたのか? 諸説あるが、納得のいく解説を聞かない。外務省内では、藤一郎駐米大使がカート・キャンベル次期国務次官補を通じてホワイトハウスを説得し、2月24日の日米首脳会談を実現させたとの見方がもっぱらだ。前外務事務次官の谷内正太郎氏は、昨年1月の退任にあたり、次期駐米大使に海老原紳・駐インドネシア大使(現駐英大使)を推した。ところが、後任の薮中三十二次官が、当時の福田康夫首相の「意向」を盾に巻き返し、ジュネーブ国際機関政府代表部大使だった藤氏をワシントンに据えた。その藤﨑氏の尽力で会談が決まったとの説が流布しているが、それは事実ではない。3月に来日した米国西海岸のある有名大学のアジア太平洋研究センター教授が解説してくれた。オバマ氏も人の子である。大統領選さなかの昨夏、欧州中を熱 ………
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