東芝の「自己資本」が危ない

西田社長が退任。大手の中で最も厳しい財務。5千億円超の繰り延べ税金資産に問題はないか。

2009年4月号 BUSINESS

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2月20日、読売新聞は夕刊で東芝が3千億円を超える規模の資本増強をすると報じた。記事によれば実施時期は2009年度前半で、08年度の業績次第では増資の規模が5千億円に膨らむ可能性もあるという。後を追う報道は皆無に等しかったが、株式市場は「東芝にとって当然の検討課題」と受け止め、むしろ関心は「本当に増資ができるのか」(外資系証券アナリスト)に向かっていた。「増資に失敗するかもしれない」という懸念も大袈裟とは言えない。経営資源を集中した半導体事業は見るも無残な有り様で、東芝の将来性を見込んで増資に応じる投資家が現れるか、不安になるのも無理はない。

実現不可能なリストラ策

東芝の半導体事業はNAND型フラッシュメモリーとシステムLSI、ディスクリートの3分野に分かれている。そのいずれもが08年度4~12月期決算で悲惨な状況を呈した。売上高はいずれも前年同期比で減収。半導体部門の営業損益は ………

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