2009年4月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
アップル社製の高機能携帯電話「アイフォーン3G」を、ソフトバンクが叩き売りし始めた。契約獲得のかき入れ時となる春の入学・就職シーズン限定だが、月額960円だった端末価格(2年間で2万3040円)を、2年契約を条件に「0円」へ。さらには月額最大5985円だったパケット通信料も3割近く安い4410円に値下げした。アップル社との契約条項にある販売台数のノルマを達成できそうもなく、背に腹はかえられないのだろう、というのが大方の見方だが、米国では今夏までに次のモデルが発売されるとの噂が絶えない。日本では一部の新しもの好きにしか売れていないだけに、さらに高性能な次世代「アイフォーン3G」や、普及を加速させる廉価版アイフォーンが出れば旧機種の在庫はゴミ同然。格安キャンペーンは5月31日までの期間限定だが、その背後には資金繰り不安もある。2015年を満期とする500億円の転換社債型新株 ………
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