習近平「妄言」で焦燥あらわ

遠のく中央軍事委の副主席ポスト。建国60周年の閲兵式準備もカヤの外で、「ポスト胡」レースから落伍か。

2009年4月号 GLOBAL [孤立する中国国家副主席]

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「腹いっぱいになって、無為に過ごしている外国人が、われわれの欠点をあれこれあげつらっている。中国は革命を輸出せず、飢餓や貧困も輸出せず、外国に悪さもしない。これ以上いいことがあるか」中国の国家副主席、習近平は2月11日、メキシコで現地華僑と会見、そこで飛び出した発言が内外に激烈な反応を呼び起こした。中国国内で発行が許されているシンガポール紙「聯合早報」でさえ批判したのだ。乱暴とも幼稚とも「極左」とも言えるこの発言は、中国の動乱を加速させ、アジアや世界の安定に衝撃を与えたのではないか、と内外の多くの中国人が懸念し始めている。問題点を六つ挙げよう。①習近平発言は、一部の外国人記者の質問で中国の「人権」と「民主」の問題に触れたときのもの。世界で民主的潮流とみなされているものに習は対決的な姿勢を取り、人権を守る気などないことを示した。②習発言は西側 ………

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