結婚相談業者「認証」で大手2社火花

2009年4月号 DEEP [ディープ・アネックス]

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結婚願望を持つ男女を結びつける現代の月下氷人――市場規模500億~600億円の結婚相談サービス業界で、楽天系の大手「オーネット」が優良事業者の認証制度(マル適マーク)をめぐって反旗を翻し、業界団体が分裂騒動に巻き込まれている。この業界は、雑誌広告などでも知られる「ツヴァイ」「オーネット」「サンマリエ」など大手から、何百組もの結婚の仲人をする世話好きな個人まで、裾野は広い。それだけに年間の苦情、相談が3千件を超す。しかし、非婚や晩婚の増加を放置すれば少子化が進むばかりなため、安心して利用できる結婚相談産業の育成が必要ではないかと経済産業省は考えた。2005年、同省サービス産業課は「少子化時代の結婚産業の在り方に関する研究会」を立ち上げ、07年には、係長として研究会を主宰していた原口博光氏が、退官してNPO法人「日本ライフデザインカウンセラー協会」(JLCA)を ………

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