「霞が関クラウド」に足元の抵抗

ネット経由で電子政府を一元化。ムダは削れるが、予算削減=権限縮小を恐れ官僚が動かず。

2009年4月号 BUSINESS

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霞が関が「雲」になる――と聞けば、誰もがキョトンとした顔をする。2月23日、鳩山邦夫総務大臣名で緊急提言された景気対策のひとつ「ICTニューディール」に盛り込まれた目玉のことで、別名を「霞が関クラウド」という。名前からしてオバマ米大統領の「緑のニューディール」の向こうを張り、日本経済を立ち直らせる妙薬として、各種のICT(情報通信技術)振興策を総務省が打ち出した。霞が関クラウドは「年間6千億円規模の構築・運営費がかかる」電子政府の効率化によるコスト削減と、それにより“使える”行政サービスを実現するという触れ込みである。だが、どうもイメージがわかない。なぜクラウド(雲)と呼ばれるのか。IT業界の新しいトレンドで、高効率化を実現して企業のITコストを劇的に下げるといわれる「クラウド・コンピューティング」を、霞が関に持ち込もうというアイデアだ。クラウドの語源は ………

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