ロンドン五輪会場にアル・カイダが爆弾埋設か

2009年3月号 GLOBAL [グローバル・インサイド]

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2012年の開催に向けてロンドン東部でスタジアムなどの建設が進む「オリンピック・パーク」。英防諜機関MI5は、ここに国際テロ組織アル・カイダがレーザー光線の反射によって誘導される空対地ミサイル「スマート爆弾」を仕掛ける恐れがあるとして、建物の基礎部分に敷設された煉瓦や配管網をひとつひとつ再チェックするように英政府に要請している。MI5は年初に、国内の潜在的なテロ攻撃の標的30カ所をリストアップし、ブラウン首相とスミス内務相しか目にすることができない「極秘扱い」の文書にまとめ、「スマート爆弾はすでに基礎部分に埋め込まれている可能性がある」と報告した。サッチャー政権時代に北アイルランド省担当政務次官を務め、現在は安全保障問題で有力な専門家の一人として知られるクリス・パッテン氏も「オリンピック会場へのテロの脅威は、IRA(アイルランド共和国軍)が過去に実行 ………

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