郵政「4分社化」超える案はあるか

2009年3月号 連載 [policyの極意 第11回]

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麻生総理の郵政民営化見直し発言が大きな波紋を広げている。2月5日の衆院予算委で麻生総理は「私は郵政民営化に反対だった」と言い、「最後まで(解散詔書に)サインせず、えらい揉めた」と述べた。さらに4分社化について「四つに分断した形が本当に効率としていいのか、見直すべき時にきている」とした。ただし「民営化は決定された。今後は国民へのサービスの向上や健全な企業にさせていく」とも述べた。もっともその後、見直し作業について「郵政民営化委員会でやっていて、答えを受け取るのが私の立場だ」と軌道修正をしている。麻生総理の国会発言に対し「4分社化を見直したら持たない」と動揺が走り、麻生総理もそうした党内事情に配慮したのだろう。なお、郵政担当の鳩山邦夫総務相も「国に戻すのでなければ、聖域なく、どんな見直しをやってもいいということで対処する」と首相に同調した。5日 ………

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