蛭田 史郎氏(旭化成社長)

耐え忍ぶ経営ではもはや生き残れない

2009年3月号 BUSINESS [インタビュー]

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――IMF(国際通貨基金)は、2009年の世界経済の実質成長率が、戦後最悪の0.5%にとどまる見通しを発表しました。先進国は戦後初のマイナス成長となり、我が国もマイナス2.6%に落ち込む見込みです。蛭田 やはり最大の問題は米国経済です。景気後退が続き、昨年末の実質国内総生産(GDP)の伸び率がマイナス5%に落ち込んだとの見方もあります。その衝撃で世界不況が一段と深まり、10%を超える世界需給ギャップが発生しています。昨秋以降、自動車や電機向けの石油化学製品の需要が急減、汎用品の一部は出荷が止まり、在庫圧縮のための減産拡大で設備過剰も深刻化しています。

トンネルを抜けたら「北極」だった

――底を打つのは、いつ頃でしょうか?蛭田 さすがに08年度下期の需要の急減はオーバーシュート(マイナスに振れすぎ)であり、春以降は回復の兆しが見えてくるでしょう。とはいっても、景気が回復するわけではなく、ピークの0 ………

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