スターフライヤーが「公的資金注入」に名乗り

2009年3月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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北九州空港を拠点とする新規航空会社スターフライヤーが、一般企業に公的資金を資本注入する新制度の適用申請の検討に入った。これにより今春にも50億円程度の資本増強を目論む。スター社は開業以来、ずっと赤字が続いており、公的資金で財務基盤を強化する考えだ。新制度は、政府100%出資の日本政策金融公庫の保証のもと、日本政策投資銀行が、業績が悪化している一般企業の発行する優先株を引き受ける形で出資するというもの。関連法案が通常国会で成立すれば、ただちに一般企業から申請を受け付ける。すでに半導体大手のエルピーダメモリが申請を検討していることを表明。航空業界で具体的な検討を開始したことが明らかになったのはスター社が初めて。同社は06年3月に北九州─羽田間に早朝・深夜を含む一日12往復という我が国に前例のないビジネスシャトル便で業界に参入。07年9月には羽田─関空線(1 ………

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