中国「武装警察」に潜む暗闘

動乱鎮圧の実働部隊で火花を散らす。胡錦涛=解放軍と、温家宝=国務院と、周永康=公安の「新・三国志」。

2009年3月号 GLOBAL [権力闘争トライアングル]

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1月20日、中国政府は「2008年中国国防白書」を発表した。「06年国防白書」(07年には白書なし)と比べると、武装警察部隊(中国人民武装警察部隊、略称=武警)の説明に極めて重要な変更が加えられている。動乱鎮圧の中核をなす武警の管理および組織構造に混乱が生じ、最高指導部が武警をめぐって権力闘争を繰り広げていることを反映したものだろう。まず両白書の異同である。06年白書…「武警は中国の武装力を構成する部分であり、国務院の編成序列に属し、国務院、中央軍事委員会による二重の指導を受ける。国務院は主に、武警の日常任務付与、規模および編成の割り当て、指揮、業務の構築、経費物資の保障や、関連職能部門の組織を通じて武警に対する指導を行う。武警の経費は国家財政支出の中でも独立した項目をなす。中央軍事委は主に武警の組織編成、幹部管理、指揮、訓練、政治工作に責務を負い、 ………

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