オバマの火種「ヒラリー国務長官」

チームの雰囲気が変わった。重厚布陣だが、経験豊富なクリントン人脈に依存。はや不協和音も。

2009年1月号 GLOBAL

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「ヒラリーのおかげで僕の髪にこんなに白髪が増えたんだ」大統領選の帰趨が見え始めた10月中旬、バラク・オバマはある会合でこう冗談を飛ばして聴衆を大笑いさせた。民主党候補の座を争ったヒラリー・クリントンは、共和党候補のジョン・マケインより手ごわいライバルだったと言わんばかり。オバマがそのヒラリーに国務長官ポストを与えた決断に、ワシントンの多くの外交専門家は首をひねる。仁義なき予備選を繰り広げた二人の政敵は大統領と国務長官として、うまくやっていけるのだろうか。ヒラリーが持つ抜群の国際的な知名度や外国首脳との知遇は、失墜した米国の威信回復に強力な武器。外交交渉に不可欠な駆け引きや揺さぶりの手管も、学者あがりの現長官コンドリーザ・ライスよりは上だろう。ヒラリーを毛嫌いするウォールストリート・ジャーナル紙社説ですら「勤勉さは認めよう」と書いている。

コリン・パウエルの二の舞

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