シティグループ救済策は「焼け石に水」

ハイリスクをとれ、と煽った元財務長官ルービンに、非難の十字砲火。「負の遺産」にも懲りない経営陣。

2009年1月号 BUSINESS

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11月末、米紙ニューヨーク・タイムズの編集局は、大手銀シティグループから抗議状を受け取った。本誌が入手したA4一枚の文書は、差出人がルイス・ケイデン副会長、日付は11月26日になっている。同23日付で同紙は「高リスクのツケを払ったシティグループ」(Citi-group Pays For a Rush to Risk)という記事を掲載した。経営執行委員会委員長という肩書きでシティの取締役会に席を連ねるロバート・ルービン元財務長官を、ピューリッツア賞記者が「(巨額損失を出した)シティの経営戦略の設計者」と断罪しているのだ。シティの抗議は「ルービン氏は取締役会のメンバーで、アドバイザリーや顧客サービスの責務を負っている。(高リスク経営の)草案者でも実務者でもない」という内容。事業拡大の条件としてルービンは「リスクを取る報酬には慎重であるべきで、正しい担当者を置き、ちゃんとしたテクノロジ ………

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