鈴木セブン&アイが大丸・松坂屋連合を買収か

西武・そごうに大丸・松坂屋を加えた百貨店連合構想が急浮上。キャッシュリッチな鈴木会長の決断次第。

2009年1月号 BUSINESS

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「4大百貨店時代は長く続かない。近い将来、3大百貨店になる。焦点はミレニアム リテイリングだ」百貨店業界にこんな声が広がっている。08年10月、高島屋と阪急・阪神両百貨店を傘下に抱えるエイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)が2011年をメドに経営統合することで合意した。実現すれば年商で三越伊勢丹ホールディングスを凌ぐメガ百貨店が誕生する。それは大丸・松坂屋連合のJ・フロント リテイリング(JFR)と、西武百貨店・そごう連合のミレニアム リテイリングを加えた4大百貨店時代の幕開けをも意味する。だが、百貨店市場は縮小の一途。百貨店の合計売上高はピーク時の1991年には9兆7千億円あったが、世界的な金融危機のもとでの08年は7兆5千億円を下回るのが確実だ。

孤立する大丸心斎橋店

ところが、百貨店各社は強気の店舗新増設計画を降ろさない。とりわけ問題視されているのが、阪急、阪神、伊勢丹三越、高 ………

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