ムンバイ・テロ襲撃犯は西側特殊部隊の戦法を学習?

2009年1月号 GLOBAL [グローバル・インサイド]

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インドのムンバイで起きた同時テロの戦術を詳細に分析した英防諜機関MI5は、襲撃犯が西側の特殊部隊で得た手法で訓練されたか、大都市を対象にした本格的な奇襲法を記した機密マニュアルを入手したかのどちらかだ、という戦慄すべき結論を導き出した。あるインテリジェンス筋は「西側の軍隊か米特殊部隊、またはロシアの特殊部隊スペツナズに所属したことのあるイスラム教徒によって訓練された可能性を否定できない」と強調している。(ロンドン地下鉄テロのような)イスラム系英国人の関与があったかどうかの調査を進めるのと並行して、MI5特殊チームは、過去に英国防省か軍に属し、特殊訓練を受けた人物の洗い出しにも着手した。「イスラム過激主義に改宗して、軍事技術をテロリストの訓練キャンプに持ち込んだ者がいてもおかしくはない」(情報筋)ためだ。米国家安全保障局(NSA)の監視衛星でも、 ………

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