ムンバイ・テロは印パ「影の戦争」

パキスタンは非合法組織「ラシュカレトイバ」を摘発したが、真の病根は建国の理念にある。

2009年1月号 GLOBAL

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単に「正式な戦争」をしていないから平和だというなら、インド亜大陸は平和と言える。しかし1977年、ジア・ウル・ハク将軍(故人)が軍事クーデターでパキスタンの政権を奪取し、79年にズルフィカル・アリ・ブット首相(当時)を絞首刑に処してからおよそ30年、印パ間には「非公式な戦争」がいまだに続いているのだ。それが凄惨なテロを引き起こした。11月26日、インド最大の商業都市ムンバイでタージマハルホテルなどが複数の襲撃犯に襲われ、日本人を含む195人が死亡、300人以上が負傷した事件は、「犯人はパキスタンから潜入」とのインド当局の発表で両国の緊張を一気に高めた。パキスタン治安当局は12月9日までに首謀した複数の容疑者を逮捕。カシミール分離独立を唱える非合法武装組織「ラシュカレトイバ」(LET、「純潔な者の軍」の意)のパキスタン側拠点を急襲、幹部のザキウル・レーマン・ラク ………

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