トヨタと心中する「中部経済」

無敗のトヨタが営業赤字に転落。部品メーカーだけでなく個人消費も真っさかさま。

2009年1月号 BUSINESS

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戦後最長の景気拡大の牽引役だった中部経済が失速している。その屋台骨であるトヨタ自動車の欧米やアジアなどでの世界販売が、予想を超える猛スピードで落ち込んでいるからだ。トヨタの2008年度下半期単独決算の見通しは、1125億円の営業赤字。トヨタが赤字になるのは1950年の労働争議で倒産寸前の危機に陥って以来のことだ。連結決算でも下半期は利益が180億円しか出せない見込み。ドルに対し1円の円高で400億円の営業利益が吹っ飛ぶことを考えれば、為替の変動状況によっては連結も赤字に転落しかねない。大手メディアがほとんど報じない深刻なデータもある。11月20日にトヨタが取引先に内示した08年12月から09年2月までの生産計画だ。これによると、3カ月間の平均で1日当たりの国内生産台数(日当たり台数)が1万1800台に下がる。日当たり台数とは、トヨタの稼働状況を端的に示す数値であり、部品メ ………

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