大和生命の倒産処理に才口千晴元最高裁判事が登場

2008年12月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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10月10日、大和生命が会社更生特例法の適用を申請した。国内生保の経営破綻は、01年3月の東京生命以来、約7年ぶり。米国発「金融危機」が、我が国に波及した象徴的な事件だった。破綻の原因は、同社の収益構造が、高コストの保険事業を補うため、有価証券投資などハイリスク・ハイリターンの資産運用に著しく傾倒していたことに尽きる。最近では国内大手や外資との競合激化に加え、保険金不払い問題にも直面し、契約件数や収入高の減少が続いていた。さらに規制緩和によって銀行窓口で保険商品を取り扱えるようになった影響も大きかった。現在、債権者説明会が紛糾しており、中園武雄前社長(日興コーディアル証券元副社長)ら旧経営陣は責任追及を免れそうにない。その大和生命の管財人に瀬戸英雄弁護士が選ばれた。マイカル再建などで辣腕を発揮した企業倒産処理の第一人者である。さらに法曹界を驚か ………

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