CM激減の民放各局を襲う交際費大幅カットの寒風

2008年12月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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民放各社に交際費削減の寒風が吹き荒れている。大阪準キー局の朝日放送(ABC)はなんと7割カット、東京キー局のテレビ朝日は5割カット、テレビ東京は3割カットといった具合だ。各局とも今年度に入って最大の収益源である広告収入が前年比で2割ほど落ち続けているのに対し、これといった増収策はなく、利益捻出のため経費削減の大号令が出た模様。そうなると、経費のなかで真っ先に削られるのは「広告費、交際費、交通費の3K」というのは世の習い。まさにスポンサーが「広告費」を削減した結果、テレビ局の「交際費」にしわ寄せが来た次第。この結果、制作会社との打ち合わせも、これまでなら「ちょっと一杯飲みながら」だったのが「会社の会議室でいいですか」に変わり、番組終了後の打ち上げも、「例えば、六本木の料理店でやっていたのを新橋の居酒屋に格下げ。なかには会社でビールに宅配ピザで済ま ………

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