自公連立「破局」の引き金

新銀行東京の「口利きリスト」に公明都議全員の名前。解散先送りの麻生政権では創価学会を守れない。

2008年12月号 POLITICS [もはや爆発寸前の公明党]

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敗色濃厚な衆院解散の先送りについて、麻生太郎首相は「とりあえずの政権延命策。来年9月の衆院議員の任期満了まで、いずれチャンスを待って」と考えているに違いない。しかし、本当にそれが延命につながるのか、今や誰もが疑い出した。「できるだけ早く解散しなかったら、内閣支持率は悪くなる一方だ。今は株価が下がってきつい状況だが、来年になると実体経済がさらに悪くなって情勢はもっと厳しくなる。1日経つごとに民主党政権に近づいていく。麻生さんも結局は解散を打てないまま、福田康夫前首相や安倍晋三元首相と同じ目に遭うぞ」今や自民党内「冷や飯」組となった中川秀直・元幹事長の言葉である点を割り引いても、まっとうな読みだ。同じ不安は細田博之幹事長が留守の自民党幹事長室で、各派閥から集まっている副幹事長たちが日常的に囁き合っている状態だ。麻生首相とその取り巻きは、政権発 ………

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