滞納住宅の立ち退き命令 拒んだ米保安官に喝采

2008年12月号 GLOBAL [グローバル・インサイド]

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バラク・オバマ次期米大統領はサブプライムローンに端を発した経済危機への処方箋を迫られているが、そのお膝元であるイリノイ州クック郡で、ローンの支払いが滞った家からの立ち退き命令をめぐって起きた騒動は、米国の中流階級が金融危機の第一段階で犠牲になっていることを端的に示している。同郡のトム・ダート保安官(46)が大統領選挙戦たけなわの10月、2週間にわたって、シカゴとその近郊地区で裁判所による数千件の立ち退き命令の執行を拒否した。持ち家に住む住民がローンを払えなくなって立ち退きを迫られるのは自業自得かもしれないが、保安官の部下がしばしば遭遇するのは、住宅ローンの不払いで差し押さえになった家屋に住む賃借人のケース。毎月家賃を納めているのに、家主がローンの支払いを停止した事実を知らされておらず、寝耳に水の立ち退き命令で追い出しを食うことになる。ダート ………

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