24時間突貫工事で死傷者が続出し、下請けも泣く。これが一流企業の工事現場か。
2008年11月号 BUSINESS
ミニバブルの崩壊などで、軒並み地価上昇にブレーキがかかった大阪府。そんな中で府内地価上昇率の第1位となったのが、堺市堺区今池町。2007年はランク外だったが、08年は上昇率5.1%で堂々のトップとなった。堺市は07年、地価上昇率トップ10に一カ所も入っていなかったが、08年は今池町以外にも6地点が入るなどまさに注目の自治体となった。その最大の要因と見られるのが、堺市で急ピッチに建設が進められているシャープ堺工場だ。シャープの稼ぎ頭である液晶パネルと太陽電池の、世界最大級の生産工場になる予定だ。投資総額は3800億円を超え、稼働後の経済波及効果は年間1兆1千億円とも言われている。それだけに、地元では工場の従業員用のマンションなどを当て込んだ不動産投資が活発化しているようだ。関西経済にとっては関西国際空港の2期事業が事実上終わり、ビッグプロジェクトがなくなった時期 ………
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