木こりの家襲う重装備兵特殊部隊の狼藉ぶり

2008年11月号 GLOBAL [グローバル・インサイド]

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パキスタンのアシフ・ザルダリ新大統領が、ロンドンでゴードン・ブラウン英首相とデビッド・ミリバンド同外相に会い、アフガニスタンの英米軍部隊がパキスタン領内に越境攻撃(64~65ページ参照)を仕掛けたことを非難した。ブラウン首相が9月20日の労働党大会前に目を通したMI6の報告書から、攻撃の詳細が明らかになった。攻撃は9月初めのラマダン(断食月)3日目の朝、パシュトゥーン人居住地域の南ワジリスタンで実行された。イスラム教徒の住民たちが日の出前にとる朝食の準備をしようと釜を炊いていた未明、地上攻撃機AC130スぺクターに援護された2機のヘリが地元の聖人を祀る寺院の近くに着陸した。中から30~40人の暗視ゴーグルをかけた重装備海兵隊員とSEAL隊員が一斉に飛び出し、舞い上がる土煙をかい潜って突兀(とつこつ)たる丘に向かった。数分後に急襲部隊は、牧羊を営む木こりのパヨ・ヤ ………

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