2008年11月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
三井物産は槍田松瑩社長の後任に、10月1日付で専務に昇格したばかりの田中誠一氏を就任させる人事を固めた。来年4月1日付の交代が有力だ。槍田社長は2002年10月、不祥事の後に就任し、社内でのコンプライアンスの徹底を訴え続け、その目的を達成したことから後進に道を譲る。田中氏は今年4月に執行役員から常務に昇格し、半年後には専務に抜擢。まだ55歳で、取締役の中では最年少。船舶部門の出身だが、今は人事担当役員として奮闘中。これまで同社ができなかった幹部社員の部門間異動や高くなりすぎた給与の引き下げをやりとげた。 ………
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