清水 正孝氏(東京電力社長)

TEPCOらしさで逆境を克服できるか

2008年11月号 BUSINESS [インタビュー]

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――10月6日、ニューヨーク市場のダウ平均が1万ドルを割り込みました。清水 米国の金融不安が欧州等にも飛び火し、金融機関の経営は急激に悪化しています。世界同時株安に拍車がかかり、実体経済への影響も懸念されます。景気減速の可能性が高まっています。――日経平均も1万円割れになりました。清水 事態は深刻化する一方です。企業の経営環境の悪化、個人消費の冷え込みが懸念されます。政府は早期に内需喚起に向けた景気対策を打つべきです。――短命政権が続き、政権交代が現実味を増してきました。日本経団連副会長として、政局の混迷をどうご覧になりますか。清水 資源価格の高騰や世界的な金融不安などの悪材料もあり、日本経済は厳しい局面を迎えています。政局の動向にかかわらず、政府には足元の景気対策を着実に実行していただくとともに、中長期的な視点に立って、私たち企業や国民にとって ………

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