「小泉突如引退」の深層

小沢との天下分け目の決戦を前に、希代の権力闘争家は「なぜ」自ら劇場の幕を引いたのか。

2008年11月号 DEEP [さようなら、純ちゃん]

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10月中旬。引退を表明した元首相・小泉純一郎を囲んで会食する計画が自民党の当選1回、無派閥の「小泉チルドレン」の中で進んでいた。首謀者は警察庁出身で小泉の首相秘書官も務めた小野次郎(衆院山梨3区)。9月の総裁選で元防衛相・小池百合子を支持した流れで仕掛けた。小池も呼応し、同月上旬にチルドレンをかき集めて懇談していた。総裁選では小泉が支持したのに、小池は3位と惨敗。無派閥チルドレンも四分五裂となった。例えば、1年前に小泉の下を去った元首相秘書官・飯島勲に近い中川泰宏(京都4区)、杉村太蔵(北海道1区)らは2位に食い込んだ経済財政担当相・与謝野馨を支持した。小池や小野の策動は「小泉を錦の御旗に1年生を囲い込もうと焦っている」と受けとめられた。「小池陣営で頑張った議員には衆院選で必ず応援に入ると約束してくれた」。総裁選の終盤。元幹事長・中川秀直はわざわ ………

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