NGNがプロバイダーを滅ぼす

NTTの閉鎖的通信網で窮地。IPアドレスの既得権も失い、トンネル方式で生き残れるか。

2008年11月号 BUSINESS

家庭や企業のコンピューターでインターネットに入ろうとすれば、誰もが「プロバイダー」と呼ばれるISP(インターネット接続業者)のお世話になる。料金を払って加入し、メールアドレスをもらい、ホームページ開設などの付加サービスもある。たとえばOCNやニフティ、ビッグローブなど、日本には大小800社以上がひしめいている。そのISPが生きるか死ぬかの危機に立たされている。2010年にはNTT系を除いて全滅してしまいかねないという。今年3月末から「フレッツ光ネクスト」の名称で、NTTの次世代ネットワーク(NGN)が始まったからだ。これによって電話はすべて、NGNが提供するひかり電話(IP電話)に置き換えられる。NTTは明治時代から100年続いた回線交換網と決別し、交換機はお役ご免になるのだ。電話の通信方式が変わるだけならNTTの勝手。が、ことはそう簡単ではない。NGNは電話だけでなく、インタ ………

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