「反麻生」の加藤紘一が小沢一郎との連携を模索?

2008年11月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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民主党の小沢一郎代表が、政権奪取のウルトラCとして自民党の加藤紘一元幹事長を担ぎ出すのではないかと囁かれている。加藤氏は、このところすっかり政界で影が薄くなっている。自民党内切っての「反麻生(太郎首相)」のため、麻生政権が続く限り、要職に就く可能性は「ゼロ」。2000年秋の「加藤の乱」では、森内閣(当時)に対する野党提出の不信任案に同調しようとした「前科」もある。さらに、自民党内には加藤氏以外にも、麻生氏を毛嫌いする議員がいる。解散、総選挙は遠のく一方だが、加藤氏ら「反麻生勢力」が新党結成に動き出す可能性は否定できない。こうしたなか、「早期解散に追い込む」としていた小沢氏も、解散先送りを前提に加藤氏との連携に興味を示し、「両者は密会を重ねている」(民主党筋)と噂される。加藤氏が表向き「解散よりも取り組むべきことがある」と、早期解散に慎重な姿 ………

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