対ロ・対西欧に気兼ねアルメニア苦心の外交

2008年11月号 GLOBAL [グローバル・インサイド]

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グルジア紛争後、緊張するカフカス(コーカサス)のなかで、アルメニアが苦心の玉虫色外交を展開している。トルコやアゼルバイジャンと対立関係にあるアルメニアは近年、北大西洋条約機構(NATO)と協力関係を広げており、9月28日にはNATOの軍事演習を領内で実施した。経済では親西欧のグルジアと密接な関係にあり、輸出産品の輸送の7割がグルジア経由。紛争で交通網や黒海の港湾が破壊され、アルメニア経済は大打撃を受けた。とはいえ、対ロシア関係もないがしろにできない。ロシアを含む旧ソ連7カ国の集団安全保障条約機構(CSTO)に参加してロシアを「戦略的パートナー」と位置づけ、9月末に両国は経済関係強化で合意した。アルメニアとアゼルバイジャンの間でくすぶるナゴルノ.カラバフ州の分離・独立問題では、ロシアが平和的解決の仲介に意欲を示す。メドベージェフ大統領自ら9月にアルメニアのサ ………

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