次世代マルチメディア携帯に暗雲

デジタルラジオからエフエム東京が離脱。事業体はにわかに資金難。本放送は大丈夫か。

2008年11月号 LIFE

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2011年7月25日以降、地上波テレビ放送が従来のアナログからデジタルに移行する(地デジ移行)のに伴い、空き地となるVHF周波数帯域でサービスが始まると見込まれていた「次世代マルチメディア放送」の雲行きが少々怪しくなってきた。次世代マルチメディアとは、ワンセグが普及しても携帯端末で受信できる放送の総チャンネル数が増えないため、空き帯域を使って映像、音響、データなどのコンテンツ伝送を行う多チャンネルを確保する構想だ。総務省の「携帯端末向けマルチメディア放送サービス等の在り方に関する懇談会」が検討を進めているが、この7月に同懇談会は報告書を公表し、空き帯域となるVHF周波数帯の活用方針を示した。それによると、VHFローバンド(1~3チャンネル)は地方ブロック放送サービス、ハイバンド(4~12チャンネル)は全国放送サービスを実施する事業体へと割り当てられる見通しと ………

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