バーナンキが準備する大恐慌対策

2008年11月号 連載 [policyの極意 第7回]

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最近の米国金融危機をみると、世界恐慌に突入するような悪い予感を多くの人は抱くだろう。たしかに、米国にとって、1930年代の大恐慌以来の出来事であることは間違いない。米国株式市場の先行きに対する投資家の不安心理を示す指標として知られるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は、平常時には20~30であるが、10月6日、一時58.24まで上昇した。初めての50台で、終値も52.05だった。金融危機が欧州へ拡大する動きを見せ、世界同時株安になるとの予想からだった。このまま、アメリカ発の世界恐慌になるのだろうか。結論からいえば、その可能性は少ない。今回の金融危機は30年代の大恐慌と似ているのだろうか。不動産価格の急落や株式市場の暴落などの点はそっくりである。ということは、再び大恐慌になるのではないか、との連想を生む。今の金融危機では当時より進歩した ………

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