「超大国アメリカ」退場の衝撃

「このままでは勝てない」。アフガンでもイラクでも、対テロ戦争は元の木阿弥。日本の給油特措法もかすむ。

2008年11月号 GLOBAL [世界は「無極」のカオス]

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超大国が消えようとしている。ソ連崩壊後、「唯一の超大国」と言われたアメリカが、玉座から降りて「普通の大国」になろうとしている。「21世紀の国際関係の主な特徴は、無極性であることが明らかになってきた。極なき世界とは、1国や2国、もしくは数国の国家に独占されるようなものではなく、むしろさまざまな種類のパワーを保持あるいは行使する、数十の主体に動かされる世界なのである」米国の名門外交評論誌「フォーリン・アフェアーズ」5・6月号に掲載された「無極性の時代」(The Age of Nonpolarity)というタイトルの論文である。筆者は元国務省政策企画室長のリチャード・ハース。現在は「フォーリン・アフェアーズ」を発行する対外関係評議会の会長だけに、かつてジョージ・F・ケナンが同誌でソ連封じ込め理論を提唱したように、「無極」の一語によって時代を画そうとしたのだろう。ハースに ………

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