御手洗冨士夫の「腐れ縁」

大分2工場進出に絡む裏金と脱税疑惑に、佐久間特捜が10月にも着手。教員汚職に次ぐ第二の衝撃か。

2008年10月号 DEEP

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それは奇妙な経験であった。キヤノンが大分県に建設した自慢の新工場を、ある経済誌の記者が取材した時のことだ。故郷に錦を飾った、という思いからなのだろう。会長の御手洗冨士夫は終始愛想をふりまいていた。記者が不思議に思ったのは、御手洗のかたわらに秘書のようにぴたりと付き添う男の存在だった。御手洗の常勤秘書ではなさそうだし、年齢も御手洗と同じくらい、初老の人物である。記者が名刺を手渡すと、「いま、名刺を切らしているので……」と困惑したような表情を見せた。助け舟を出したのは御手洗だった。記者にこう説明した。「僕のね、幼なじみでね。仕事を手伝ってもらっているんだよ」大分県内の財界、政界の集まりなどに御手洗が現れるところ、必ずといっていいほど、影のように寄り添うこの初老の男が目撃されている。名は大賀規久。コンサルタント会社、大光の社長である。本誌2月号 ………

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