2008年10月号 連載 [LOCAL EYE]
大阪市の民主党市議会議員の堪忍袋の緒がついに切れた。表沙汰にはなっていないが、8月20日、平松邦夫市長らに民主党市議が抗議した。民主党が平松市政の唯一の与党であるにもかかわらず、議会多数派である野党の自民、公明に平松氏が露骨な接近を試みており、自民、公明よりも政策の情報提供などが後回しにされているからだ。ある関係者は「少数与党であり、議会対策上、自民、公明に配慮せざるをえないとはわかっていても、自民、公明より後で様々な情報が伝えられるのには我慢がならなかったようです。どちらが与党かわからへんと嘆いていました」と内幕を明かす。確かに第三セクターの大阪WTC(ワールドトレードセンタービルディング)の二次破綻などは、先に自民や公明の市議に知らされ、民主党の議員は新聞で知ることになったという。政治オンチの平松氏の陰で野党とのパイプをアピールして取り入 ………
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