「太陽光発電」普及にドイツ並みの国策を
2008年10月号 BUSINESS [インタビュー]
――「新興デベロッパー」と呼ばれる住宅・不動産会社の倒産が続出しています。樋口 えらいことです。景気の落ち込みに諸資材の高騰が追い打ちをかけるスタグフレーションに近い状況になってきました。――住宅需要の見通しはいかがですか?樋口 06年の新設住宅着工は129万戸、昨年は改正建築基準法の影響もあって106万戸に激減しました。今年は回復を見込んでいたのですが、せいぜい昨年並みでしょう。人口減少社会に突入したこともあり、いずれ100万戸を割り込むかもしれません。しかし、ピンチの時に流されたらダメですな。島国で単一民族に近い日本人は全体のムードに流されやすい。それは欠点です。繊維や造船業が大不況の時も、逆にチャンスをつかんだ会社がありました。確かに住宅事業だけだったら成長に限界がありますよ。しかし、大和ハウスグループは、この3年間に連結売上高を1兆5千億円から1 ………
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