習近平の「解放軍掌握」に壁

五輪の「口パク」や劉翔棄権に批判が集中。10月に中央軍事委副主席就任を狙うが、資質が疑われて…。

2008年10月号 GLOBAL [中国3中全会の剣が峰]

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毛沢東が没した1976年に中国共産党主席や中央軍事委員会主席の座に就き、四人組を逮捕したものの、鄧小平に実権を奪われて失脚した華国鋒が8月20日、北京市内の病院で死亡した。その2日後に花輪が届く。3月15日に全国人民代表大会(全人代)で国家副主席に選ばれ、「ポスト胡錦涛」の最右翼に躍り出た習近平の母親が、故人を悼んで贈ったとされているが、これは習本人の指図だろう。北京五輪閉会前のこの時点で、党幹部の有力子弟である太子党の優位を示すようなこの花輪は、何を意味していたのか。1カ月足らず前の7月25日、党中央政治局は、10月に第17期中央委員会第3回全体大会(3中全会)を開催すると決定している。私が思うに、この3中全会で注目されるのは、バブルがはじけた株式や不動産市場の救済や、新たな政治改革案が提起されるか否かのほかに、習近平が全人代で果たせなかった中央軍事委員会 ………

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