民主党政権の官房長官はポスト小沢狙う菅氏?

2008年10月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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次期衆院選が11月上旬に行われる可能性が強まり、民主党の小沢一郎代表周辺では、選挙勝利-政権奪取を想定して、閣僚人事名簿の作成が始まった。最大の焦点の官房長官ポストは、民主党筋によると、菅直人代表代行の就任が有力視されている。党内でも指折りの政策通かつ論客で、記者団との丁々発止のやりとりは得意。と同時に、そこには「ポスト小沢」の含みもある。実際、菅氏自身も、小沢氏に不測の事態が起きた場合は、直ちに後継代表の座に就くことに強い意欲を持っている。先の代表選で菅氏が早々と不出馬を宣言したのも、小沢氏からの禅譲を期待しているとの見方がもっぱらだ。しかし、民主党内では岡田克也、前原誠司、野田佳彦の各氏も代表職を狙っている。仮に小沢政権が誕生して「菅官房長官」が実現した場合、党内では選挙前にたまった「反小沢」のマグマが一気に噴出する可能性もある。  ………

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