国交省がぶち上げた羽田~成田高速鉄道構想

2008年10月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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国土交通省が羽田~成田を1時間で結ぶ高速鉄道の整備に乗り出す。現状では最短でも約1時間45分かかる移動時間を大幅に短縮することで両空港の一体活用を後押しし、将来的な航空需要に対応する目論見だ。ただ、建設費が最大で数千億円かかるなどハードルは低くない。両空港間はリムジンバスなら1時間15分程度で移動可能だが、利用者は渋滞に巻き込まれる恐れがある。羽田、成田両空港の発着枠拡大に向けた工事は2010年中に完成する見込みだが、国交省は羽田に国際定期便を就航させるなど、両空港の国際空港としての機能を強化するためにも、新たな高速鉄道の整備が不可欠と見ている。国交省の構想では、10年度に開業予定の成田新高速鉄道をベースに、既存の都営浅草線、京急線に改良工事を施し全体を繋ぐことで高速運行が可能になるとしている。国交省は09年度予算の概算要求に関連費用を盛り込んでおり ………

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