「国立リハビ」汚職事件が他の国立大学病院に飛び火

2008年10月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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国立身体障害者リハビリテーションセンター病院の元部長・簗島謙次容疑者に賄賂を贈ったとして医療機器販売会社「ヤマト樹脂光学」の久保村広子容疑者が警視庁に逮捕されたが、ヤマト関係者によると、久保村容疑者は他の国立大学の教授らにも賄賂を贈っており、事件が他の大学病院に飛び火する可能性が出ている。複数のヤマト関係者によると、久保村容疑者は全国の国立大学病院の眼科教授や私大病院の学長、事務長、国公立病院の事務長らに長年にわたり賄賂を贈ってきたという。久保村容疑者は贈賄先を四つにランク分けし、Aランクは一回100万円、Bランク50万円、Cランク10~15万円、Dランクには商品券1万円分を配っていたと関係者は証言する。逮捕された簗島容疑者は一回当たり15万円を13回受け取っていたから、久保村の贈賄対象者としては下から2番目のランクの小物に過ぎない。関係者によると、警視 ………

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