住友信託・アイフルに株価危機

アイフルに引きずられて住信の株価が急落。深入りすれば共倒れ。どこまで支えるのか。

2008年10月号 BUSINESS

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メガバンク再編後も唯一、孤高を保ってきた住友信託銀行が険しいムードに覆われている。住信をメーンバンクとする大手消費者金融のアイフルに資金繰り懸念が消えないからだ。9月初め、アイフルの株価が急落。9月5日には年初来安値の630円をつけた。1月30日の年初来高値2305円から7割強も落ちたことになる。「資金繰り問題から転換社債の発行に踏み切るらしい……」こんな風説が株式市場を駆け巡ったからたまらない。今年に入って資金繰り不安が飛び交い、そのたびにアイフルは「まったく心配ない」と反論してきた。業を煮やしたアイフルは証券会社の主要アナリストを集めて、福田吉孝社長自らが資金繰りは心配に及ばぬ旨を説明。その甲斐あって株価は800円台に回復したものの、株式市場の懸念が強いことを印象づけた。こうした局面で住信の株価も注目を集めた。「アイフルをどこまで支えるのか。深入りす ………

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