北京五輪のカメラ対決ニコンがキヤノンにひと泡

2008年10月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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北京五輪では黒のニコンが巻き返し、白のキヤノンと五分五分に持ち込んだ――。オリンピックはカメラメーカーにとっても4年に一度の大勝負の場。テレビ中継に映る機材は即、大宣伝のチャンスとなる。世界のスポーツ報道用カメラ市場で鎬を削るニコンとキヤノン。4年前のアテネ五輪ではキヤノンの白い望遠レンズが席巻。取材で使われたカメラ機材の比率はキヤノン8割、ニコン2割と大差がついた。一眼レフのデジタル化で先行したキヤノンが、プロ用カメラ「EOS―1DマークⅢ」で圧勝したのだ。しかし、業界名門のニコンは昨年11月に「キヤノンより夜間撮影に強い」(大手新聞社写真部員)デジタル一眼レフ「D3」シリーズを投入。北京五輪では、テレビ放映権を握る米国3大ネットワークの都合に合わせて、人気競技の多くが中国現地時間の夜に行われたため、「ISO6400という高感度を実現したニコンの新機種が威力 ………

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