松本 正之氏(JR東海社長)

リニア新幹線実現へ 「高速鉄道マン」の遺伝子

2008年10月号 BUSINESS [インタビュー]

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――この10月で東海道新幹線の品川駅開業から5年が経ちました。金曜日の夕刻など満席状況が続いていますね。松本 品川駅という都心第2のターミナルができたおかげで、東京駅だけの時より乗降客が約15%も増えました。1964年に開業した新幹線は、国鉄時代には抜本的な改良は行われず、JR東海になってから、すべての車両を第2世代新幹線(300系、700系)に取り替えるプロジェクトを始めました。2003年の品川駅開業に合わせて、すべての新幹線の車両を時速270キロで走れる第2世代に置き換えた結果、東京~新大阪を約2時間30分で走る「のぞみ」を毎時7本運転するダイヤが可能になりました。それを我々は「第2の開業」と呼んでいます。――昨年7月には第2世代の完成形と評されるN700系をデビューさせましたね。松本 高速性、快適性、省エネを徹底したハイテク車両です。N700系は多くのお客様にご利用いただいて ………

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