許永中の「祟り」か中堅不動産の頓挫

2008年10月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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東京の中堅不動産が130億円の負債を抱えて破綻した。文京、千代田、港区などで高級住宅を手がけていたエフ・イー・シーだが、それだけなら珍しくもない。が、林雅三社長の名は「事件屋の巨魁」許永中を知る人には忘れ難い。180億円の手形を騙し取った96年の石橋産業事件で、手玉に取られた石橋浩・代表取締役の義兄である。この事件は今年2月に最高裁で上告が棄却され、許に懲役6年、元東京地検特捜部検事の田中森一弁護士に懲役3年の実刑が確定した(両人とも服役中)。林氏の名が世に知れたのは、許被告の政界工作を詳細に綴った74ページの「力作」陳述書のせいだ。陳述書には許永中の生々しい騙しのテクニックが詳細に書かれ、竹下登、中尾栄一、亀井静香氏ら政治家の実名がぞろぞろ出てくるため、事件記者には必読文献となっている。その林氏が経営していたエフ・イー・シーは中野で宅地開発を手が ………

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